悶絶旅館にて感涙

この週末は、単身赴任の僕のうちへ家族が遊びに来ました。
ずっと楽しみにしていたので、この日が来るのはとても長かったです。

娘と妻の他にもう一人お義母さん。長崎からの参戦です。

義母を空港まで迎えに行き、まずは仙台メディアテークで開催されている「レオナールフジタ展」へ。
彼の乳白色の作品は、僕も妻も大好きなので、これは見に行かねば。
彼の幻の群像大作を観れたのはラッキー!これだけでも観る価値があったと思います。
ただ残念なのが、宗教画が半分ほどを占めていたこと。
キリスト教にあまり興味が無い我々には多少退屈なところもありましたが、改宗した彼のキリスト教への強い想いは伝わりました。


次に松島へ。
亡くなった義父が仕事でよく松島の付近まで来ていたということで
義母の希望を取り入れて松島の「海風土(うぶど)」へ。
このホテルは、バリの南国リゾートのイメージ。
目の前には松島の絶景が広がり、なかなかのロケーション(右側に見えるホテルを対岸の島から撮影)。
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実はこのホテル、あの有名な牡蠣小屋の目の前なんですね。
(牡蠣小屋とは、秋冬に殻つきの牡蠣をスコップで網の上に載せて焼いて食べ放題という豪快な料理が食べられる場所)
部屋からの絶景の前に牡蠣小屋で食べられた牡蠣の殻が山積みになっているのはやや微妙ですが、全体的に見れば素晴らしいホテルでした。
松島らしく、新鮮な海の幸満載の食事にも高感度アップ。
R0011915.jpg

写真を撮り忘れたけど、魚介類の網焼きが良かった。特にホヤ半分に切って丸ごとの網焼きなんてのは初めてだったけど、みんな感動。むふ~。

こちらの最大の売りは、屋上にある展望温泉。
R0011923.jpg

ここで温泉に浸かると、松島の一番美しい風景だけを切り取って存分に眺めることが出来ます。
温泉質はアルカリ性のぬめりのあるもの。無味無臭。気持ちよし。
基本的に松島には温泉が無かったようですが、最近掘削されて、ホテルに供給されるようになったとのことです。
ただし、展望風呂は一つしか無いので、夜と朝で男女を入れ替えます。
つまり、夜、男性は何の変哲も無い1Fのお風呂にしか入れないのでつまらない思いをすることになります。それがやや残念。

こちらでは食事においてお義母さんの誕生日と言うことで存分にお酒を振舞ってくれました。どうもありがとうございます。
レストランは暮れなずむ松島を見ながら。
朝食も本当に素晴らしかったです。
この宿泊料金でこの食事であれば、大満足。とても良心的で心がこもったお宿であり、人にも自信を持ってお勧めできると思いました。

うん。楽しかった。

しかし・・・・・
松島って、瀬戸内出身の僕の感想としては
「瀬戸内よりも島が少ない・・・・」
といったもので、「だから何?」みたいにもなってしまいます。
長崎出身の妻も同じく。
ま、きれいな景色だったから良いのですけど。




2泊目は秋保温泉の最高級旅館「茶寮 宗園」へ。
こちらの宿は、昨年夏に泊まりに来て妻が大感激し、
「母が元気なうちにこの世の極楽に一度連れてきたい」
と強く願ったことが今回実現した、というものなんですね。

初めてこちらの門をくぐった時には、かなりビビリまくったものです。
それほど、これまで経験したことが無い高級なオーラをまとった旅館です。
接客、調度品、センス、日本庭園、温泉、ソファー、建物、食事など全てが超一流です。

(余談:
前回ダメな旅館の食事という話題を書きましたが、仲居さんがうちの娘を呼ぶ言葉遣いにもその違いは現れます。
ここ宗園では「お嬢様」でした(本当にお嬢様かどうかは別として)。
以前泊まったダメダメ旅館の仲居さんは「おねえちゃん」です。
うちの娘は場末の酒場で働く女性じゃないんだからさ・・・・・と  (笑)
ま、それは良いのですが、その仲居さんが娘に
「おねえちゃん、水やろうか?」
と訊いてきたのには結構笑えました。今でも家族の心温まる笑い話です(笑)。)

こちらの廊下を歩くと、素晴らしい日本庭園がいたるところで絵画のように窓によって切り取られて鑑賞出来ます。
それはもう、圧倒されます。

お部屋から外を眺めた時の庭園です。
R0011930.jpg
広!!
そして美しい。

お風呂はアルカリ性のやや塩味の強い泉質ですが、そのお風呂のセンスにも脱帽です。
しかも、何度かお風呂に入りましたがほとんど人が入っていない。つまりこれほどのお風呂が常に僕一人の貸切状態なのです。
贅沢~!

こちらの素晴らしさを少しでもお伝えするために、料理を全コースで掲載してみます。
器の素晴らしさにも注目、です。
R0011934.jpg
ウニと胡麻豆腐

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海の幸、山の幸

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今回義母の誕生日祝いということで、こちらのお赤飯をサービスしてくれました。
なーんだ、赤飯か・・・
と思いますか?
これほどのご馳走の中で一番印象に残っている品のひとつだと言えば、どれほど素晴らしいものかが分かってもらえると思います・・・。

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刺身盛り合わせの甘さに悶絶

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鰆と穴子挟み蒸し

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あわびスープ(柔らかい!!)

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メインのフィレステーキバルサミコ風味

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麦トロ(ぷりぷりの麦は初めての食感)

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デザート

義母はその素晴らしさに途中で感涙してしまい、娘は
「あはは~、おばあちゃん、泣いてるよ(笑)」
と笑っていましたが、それほど喜んでもらえたならば、ご招待した甲斐があったというものです。
また、いつも頑張ってくれている妻のための宴でもありました。

さて、と。
僕の会計論にてこの旅館を我が家の定宿とし、年に1,2度はお世話になりたいと思っているのですが、そうなるかどうか?

とにかくこちらの宗園さんは確かに宿泊料金は高い、高いのですが、
それ以上の満足度を与えてもらえるため、結果的に
「これならば安い!」
という評価で宿を後にすることが出来ます。
R0011975.jpg
(お帰りのお見送りにての写真)
この料金で安いと感じることができるって、すごいことですよね。 うむむ・・・・・・



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