スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

親方に認められてこそ

僕は仙台に単身赴任してからというもの、部屋の近くにあった寿司屋に通い詰めるようになり、親方とも随分親しくなっていた。
その親方が1年以上前から脛骨?あたりがダメになり、立ちっぱなしの仕事が出来なくなって以来、無期限休業状態になっている。そして僕は親方の店に行くこともできなくなり寂しい単身赴任生活を送っていたんだけど、最近はたと良いことに気付き、それを定期的に続けている。
それは、
「親方を僕の部屋に招いて、僕が料理をふるまう。そして、親方にも美味しい物を作って持ってきてもらって一緒に飲み食いする」
という一石二鳥の企画だ。

これを定期的に続けてみると、実に一石二鳥どころか、六鳥ぐらいのメリットがあることが分かった。
1)僕が料理を人に振る舞える
2)親方の美味しい料理をご馳走になれる
3)親方が実際に魚を捌くのを間近で見られ、包丁さばきのテクニックを教えてもらえる
4)親方に僕の包丁さばきや処理を見てもらい、評価してもらえる
5)なかなか人と出来ないマニアックな包丁や研ぎに関する話題を深く語り合える
6)親方がずっと仕事出来ていないので、リハビリになる

6)の理由なんて、書いてしまうとおこがましいんだけど、実際には親方に6)の理由でとても感謝されている。

ところで次回、親方がシャリやネタをうちに持ってきてくれて、うちで寿司を握ってくれるとの事。
・・・・・・これってすごいでしょ?
寿司屋の親方をうちに呼んで握ってもらう、という企画を普通のご家庭でやるとすると、いったいいくらかかることやら。こんな企画を僕だけのためにやってくれる、なんて、すごいわ~。
それが実現したら、また報告します。


で、今回の本題なんだけど、今の柳刃と出刃(どちらも鋼は青紙)をうちに持ってきた時に親方に来てもらって
「どうっすか?すごいでしょ?」
と自慢して、刺身を切ってもらおうとしたんだけど、親方、その柳刃をちょっと手に取り
「あー・・・、こりゃ切れねえな。」
と言ったきり、せっかく持ってきた柳刃には全く手も触れなくなり、そこにあった刺身の柵はギンギンに研いであった僕の有次の三徳で切ってしまった。

・・・・・・!!

これ、実にショックだった。
親方は、僕が常連の客だったとはいえ、別にお世辞や追従を言うような人じゃないので、認められない物は全く認めてくれない。
そ、そうなのだ。この柳刃、以前も書いたと思うけど、料理をしていなかった7年ぐらい前にどうしても日本刀みたいな柳刃が欲しくなり、総火造りの菊和弘というものを買って、興味も持っていないうちの妻に無理やり与えたのだ。
で、その頃、研ぎもよく分かっておらず、使っているうちに段々凹状にへこんでくる砥石をそのまま使っていたので、切り刃が膨らんでしまった柳刃になっていたのだった。あー・・・一瞬で見抜かれた。
この記事の包丁の写真のように、本来の刃面はまっ平なのだ

それが契機となって、僕は荒研ぎ用砥石を買ってきてその切刃を平らにする努力を始めたんだけど、特に荒研ぎ砥石はすぐに削れて凹状にへこんでしまう。だからこれをどうするかさんざん困って、始めはブロックを買ってきて砥石麺をこすって平らにしていたけどすぐに目が詰まって削れなくなる。
で、この砥石修正砥石を買ったんだけど、ものすごい優れもの。ホント、早くこれを買っておけば良かったよ。
やっとこさ、まっ平らの砥石で思う存分に修正研ぎができるようになり、数日かけてベタ研ぎ(まっ平ら)の切刃面を作ることに成功した、という経緯があったのですね。
そして#1000の中砥石、#6000の仕上げ砥石をかけて、#12000という超仕上げ砥石で切り刃を鏡面にまで磨き上げて、ごくわずかな小刃を付けて親方に見せたところ、
「こりゃあすごい切れ味だなあ・・・」
と大喜びで刺身を切ってもらえたのだった。
R0011748.jpg
↑ばっちり研ぎあげた3つの包丁


「この包丁は、ちゃんと研げば光るな、とは思っていたんだけどな」
と親方。
「だったら、そう言ってくださいよ~。僕、マジで凹みましたから(笑)」

やっと親方に研ぎの技術と包丁を認めてもらったぞ、と。
あー、嬉しい。

しかし、今度僕が買う究極の包丁 「子の日 白一水本焼き」 のことを説明すると、
「こんなの、素人が使うもんじゃねーな・・・」
と、ちとむっとされた。
まあああ、そうなんっすけど、僕は単なる刃物フェチなんですから許してくださいよ~・・・・

(つっても、その包丁が届いたら、親方は嬉々としてそれを使うんだろうなあ。目に浮かぶわ~(笑))

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

黒野修資

Author:黒野修資
黒野修資です。
ファミリーファイナンス リテラシーを向上させ、定年までに最低5000万円は貯めていきましょう!
出版に関するブログをはじめ、様々なエッセイを掲載しています。
ツイッター
→http://twitter.com
/kurono_shushi


最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最新トラックバック
検索フォーム
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
a:link { color : #f00; /*