サラリーマンの原稿が大手出版社に採用されるまで(Part 1)
このブログサイトをお読みの方で、普通のサラリーマンが書いた原稿が出版社に採用されて書籍化されることなどあるのか不思議に思っていらっしゃる方もおられると思います。
何しろ素人の原稿持ち込みでPHPのような大手出版社から単行本として出版される確率など千分の一とも言われる世界だからです。
実際の話、この出版に至るまでの過程はとても大変でした。今だから笑って話せる、なんてもんじゃありません。実はあまり思い出したくもないぐらい大変でした。
本日からしばらく、このように出版に至った長く苦しい経緯を雑談としてお話ししようと思います。
元々の発端は、サラリーマンの僕が分不相応にもBMW530iという車を購入したことでした。
(購入に関しての詳細は、拙書に色々なエピソードと共に書きましたのでそれをご覧になってください)

ご存知の方はご存知と思いますが、530iとはサラリーマンが購入するにはとても高い車です。
普通の人はこんな車、買いません。
では何故僕がそんな車を買ったかというと、僕が常軌を逸した目立ちたがり屋だから、
ではありません。
ヘタに国産車を買うよりも、会計学的見地から観ればBMWを買う方がお得になると分かったからです。
その会計学的見地を元に、副題が 「サラリーマン生活で資産一億円を築くバランスシート会計」 という原稿を書き上げた、ということになるのですが、もう少し有り体に言うとその発端はちょっと違います。
僕がBMW530iを買ってから、実は周りの人に対してこの車を買ったことを公表できなかったのです。サラリーマンの方なら共感していただけると思いますが、会社の部長や取締役でもせいぜいエスティマ、良くてクラウンという車に乗っているのに、ペーペーの僕などが530を乗り回しているなど、サラリーマン的には非常に印象が悪いと恐れたからです。
だから僕は、会社の同期にもBMWを買ったことを内緒にしたまま2年ほどを過ごしました。
それこそ家族でイトーヨーカドーに買い物に行くのがメインの使い道という訳が分からないことになったりもしましたが、その車の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものがありました。
BMWのシルキーシックスと呼ばれる3000ccの大きな直列6気筒エンジンは、アクセルのミリ単位の操作に対し敏感に反応するとても精密に組み込まれたエンジンです。
これまで体験してきた日本車3000ccエンジンのようなもっさりとした回転数の上がり方ではなく、とても鋭い吹け上がりでレッドゾーンへ飛び込もうとし、その時にエンジンが上げる咆哮は五感を揺るがします。これまで体験したことが無い恍惚間に包まれる走り味に、初めて試乗したときは頭が真っ白になりましたが、その感動は今でも静かに変わることはありません。
それを受け止めるボディはがっちりとしており、いくらスピードを出しても不安感というものがありません。アクセルを踏み込むと景色は尾を引くように後ろに流れ、滑らかな加速感を楽しんでいる間に気が付くととんでもないスピードになっていて、慌てて減速することも度々です。僕はこれまで日本車を乗り継いできて、ボディ剛性とはなんぞや?と良く分からなかったのですが、この車に乗って初めてシャーシの重要性を認識することになりました。
この車を買い換える際にもう一つ重要視したのは内装です。
僕の530iはベージュの分厚い総革張りであり、BMW独特の甘い革の匂いに室内が包まれています。本木目のウッドパネルとのアバンギャルドなコンビネーションにこんな僕でもお金持ちになったような錯覚を覚えます。内側のドアノブの造りやステッチもさすが、です。伊達に高いだけの車ではありません。
と、長々と車のエピソードから始まってしまいましたが、車の自慢などをしたいからではありません。
この車を買ったことについて周りの人には内緒にしていましたが、やはり誰かと語り合いたい。
この欲求が長く苦しい出版活動のきっかけとなったからこそ、このエピソードが必要なのでした。
(Part 2に続きます)
何しろ素人の原稿持ち込みでPHPのような大手出版社から単行本として出版される確率など千分の一とも言われる世界だからです。
実際の話、この出版に至るまでの過程はとても大変でした。今だから笑って話せる、なんてもんじゃありません。実はあまり思い出したくもないぐらい大変でした。
本日からしばらく、このように出版に至った長く苦しい経緯を雑談としてお話ししようと思います。
元々の発端は、サラリーマンの僕が分不相応にもBMW530iという車を購入したことでした。
(購入に関しての詳細は、拙書に色々なエピソードと共に書きましたのでそれをご覧になってください)

ご存知の方はご存知と思いますが、530iとはサラリーマンが購入するにはとても高い車です。
普通の人はこんな車、買いません。
では何故僕がそんな車を買ったかというと、僕が常軌を逸した目立ちたがり屋だから、
ではありません。
ヘタに国産車を買うよりも、会計学的見地から観ればBMWを買う方がお得になると分かったからです。
その会計学的見地を元に、副題が 「サラリーマン生活で資産一億円を築くバランスシート会計」 という原稿を書き上げた、ということになるのですが、もう少し有り体に言うとその発端はちょっと違います。
僕がBMW530iを買ってから、実は周りの人に対してこの車を買ったことを公表できなかったのです。サラリーマンの方なら共感していただけると思いますが、会社の部長や取締役でもせいぜいエスティマ、良くてクラウンという車に乗っているのに、ペーペーの僕などが530を乗り回しているなど、サラリーマン的には非常に印象が悪いと恐れたからです。
だから僕は、会社の同期にもBMWを買ったことを内緒にしたまま2年ほどを過ごしました。
それこそ家族でイトーヨーカドーに買い物に行くのがメインの使い道という訳が分からないことになったりもしましたが、その車の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものがありました。
BMWのシルキーシックスと呼ばれる3000ccの大きな直列6気筒エンジンは、アクセルのミリ単位の操作に対し敏感に反応するとても精密に組み込まれたエンジンです。
これまで体験してきた日本車3000ccエンジンのようなもっさりとした回転数の上がり方ではなく、とても鋭い吹け上がりでレッドゾーンへ飛び込もうとし、その時にエンジンが上げる咆哮は五感を揺るがします。これまで体験したことが無い恍惚間に包まれる走り味に、初めて試乗したときは頭が真っ白になりましたが、その感動は今でも静かに変わることはありません。
それを受け止めるボディはがっちりとしており、いくらスピードを出しても不安感というものがありません。アクセルを踏み込むと景色は尾を引くように後ろに流れ、滑らかな加速感を楽しんでいる間に気が付くととんでもないスピードになっていて、慌てて減速することも度々です。僕はこれまで日本車を乗り継いできて、ボディ剛性とはなんぞや?と良く分からなかったのですが、この車に乗って初めてシャーシの重要性を認識することになりました。
この車を買い換える際にもう一つ重要視したのは内装です。
僕の530iはベージュの分厚い総革張りであり、BMW独特の甘い革の匂いに室内が包まれています。本木目のウッドパネルとのアバンギャルドなコンビネーションにこんな僕でもお金持ちになったような錯覚を覚えます。内側のドアノブの造りやステッチもさすが、です。伊達に高いだけの車ではありません。
と、長々と車のエピソードから始まってしまいましたが、車の自慢などをしたいからではありません。
この車を買ったことについて周りの人には内緒にしていましたが、やはり誰かと語り合いたい。
この欲求が長く苦しい出版活動のきっかけとなったからこそ、このエピソードが必要なのでした。
(Part 2に続きます)

